昭和40年代生まれ 懐かしさを細々と

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チロルチョコ

チロルチョコ株式会社ホームページより引用”

 

チロルチョコが売られ始めたのは、多分小学4、5年の頃だと思います。

いつも行ってた商店wで「見たことないお菓子を売ってる」と思ったのを覚えています。

 

でも発売年月は1962年です。

発売当初は西日本がメインでした。

そのため東日本の私が見たのも、ずっと後だったんですね。

 

発売当初は三つ山で販売されていました。

しかも10ですよ、チロルが3個分で!

発売当初はチョコの中に水飴を入れて低価格化をはかったそうですが、「味が良くない」と評判が悪かったそうです。

しかし企業努力で水飴の味を変えてからは好評になり、売上がグンと伸びました。

 

順調に売上を伸ばしていたチロルチョコですが、今度はオイルショックのあおりを受けます。

原料高騰のため値上げにふみきりましたが、その影響で今度は売上が落ちてしまいました。

10円だったものが、20円、30円、と上がったらそりゃ買わなくもなりますよね。

 

しかしその業況を乗り越えるアイディアが生まれます。

三つ山で売っていたチロルを、「1個包装で販売する」。

そして値段を元の10円にもどす。

 

が、更に普通に作ると15円掛かる原価を、チョコの中身にヌガーを入れるというアイディアで、原価を落とし、10円で発売することに成功しました。

 

今のチロルは、オイルショックという逆境をチャンスに変えた商品だったんですね。

ちなみに当時のキャッコピーは「10円あったらチロルチョコ」でした。

 

会社名も変わりました。

もともとは松尾製菓株式会社で販売していたチロルチョコですが、2004年にチロルチョコの販売部門を新しく設立し、「チロルチョコ株式会社」となりました。

 

チロルが会社名になる程売上が伸びていたようで、会社の売上は50億。

そのうち7~8割がチロルチョコで占めてるそうです。

ということは、35億~40億個売れてると思いきや、今は1個20円なんですってね。

知りませんでした!

理由はスーパーなどでバーコードで管理してるところが多くなったことです。

そのバーコードを印刷できるサイズに大きくしなければならなかったから。

以前は2.5cm×2.5cmが3cm×3cmになっています。

要は大きくしなければ、バーコードを印刷できなかったということです。

 

 

ちなみに「チロル」という名称は、社長の松尾氏がオーストリアチロル地方を訪れた時に感じとった、「大自然の爽やかなイメージから」チロルと名付けられそうです。

確かにヨーローッパを感じさせるデザインですね。

 

値上げ、値下げをくぐり抜け、80年代にはビスケットタイプが販売されます。

そして90年代には大人気のミルク味が発売、定番商品となります。

 

チロルチョコには期間や数量限定商品などを含めると400種類を超える品種があるそうです。

定番商品のコーヒーヌガー、ビスケット、ホワイト&クッキー、ミルク、ストロベリー、アーモンドを筆頭にし、年間20〜30種類の新商品が今でも誕生しているそうです。

 

 

今度酒のつまみに買ってみますね。

何十年ぶりに味わうチロルはどんな味なんでしょうか。